暑い暑い夏もようやく和らぎ、日ごとに秋の気配が感じられ、ワインがいっそう美味しく感じられる季節となりました。
10月の wine bar M では、ボルドーの名門シャトーが手がける珠玉のワインを、週替わりでグラスにてご提供いたします。
普段はなかなかお目にかかれないワインたち、秋の夜に、どうぞ特別な一杯をお楽しみください。

​

10/1(水) ～
ル・プティ・シュヴァル・ブラン 2021（白）
サン・テミリオンを代表するシャトー・シュヴァル・ブランが造る、1ヘクタールあたり収量は僅か39hl、年産27,993本の限定品.ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを主体に造られ、白桃や洋梨、レモンピールの華やかな果実香に、タイムやフェンネルを思わせるハーブのニュアンスが重なります。
口中では厚みのある果実味とフレッシュな酸が調和し、樽熟成由来のほのかなバニラやナッツの風味が余韻を彩ります。

​

10/7(火) ～
ル・クラランス・ド・オー・ブリオン 2021
グラーヴ唯一の1級格付け、シャトー・オー・ブリオンのセカンドラベル。
メルロ主体にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンド。
カシスやブラックベリーの濃厚な果実に、杉やタバコ、焙煎香が加わり、スモーキーで奥行きある香りを形成します。
味わいはきめ細やかなタンニンとしっかりとした酸が支え、余韻にはミネラル感も感じられるクラシカルなスタイルです。

​

10/14(火) ～
シャトー・カロン・セギュール 2008
メドック格付け第3級、サン・テステフを代表する名門。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られ、ブラックチェリーやプラムの熟した果実香に、スミレやシナモン、クローブといったスパイスのニュアンスが広がります。
力強い骨格と豊かな果実味を持ちながら、タンニンは丸みを帯び、滑らかな口当たり。
ボルドー左岸らしい堂々としたスタイルに、しなやかな優美さが重なった一本です。

​

10/21(火) ～
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 2014
格付け第1級マルゴーのセカンドラベル。
カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、メルロやプティ・ヴェルドをブレンド。
10年の熟成により、カシスやブラックベリーの果実に加え、ドライフラワーやスミレ、トリュフやタバコといった熟成由来の複雑なアロマが現れています。
口当たりはシルクのようになめらかで、花のような華やぎが余韻に長く残り、静かに心に響く一本です。

​

10/28(火) ～
CH. ギロー ソーテルヌ 1998
ソーテルヌを代表する名門シャトーのひとつ。
セミヨン主体にソーヴィニヨン・ブランを少量ブレンドし、貴腐菌による凝縮した甘美さが魅力です。
26年の熟成を経て、アプリコットジャムやオレンジピール、蜂蜜、キャラメルに加え、サフランやジンジャーブレッドのような複雑な香りが幾重にも広がります。
濃厚な甘さを美しい酸が支え、余韻は長くエレガント。デザートワインの枠を超え、食後のひとときを贅沢に演出します。

​

※各ワイン数量限定につき、なくなり次第終了となります。